胃がん
症状
胃がんのがん細胞は胃壁のいちばん内側にあたる粘腋(粘膜上皮)に発生し、となりあう組織をじわじわと侵していく浸潤と呼ばれる進行のしかたで、粘膜下層、筋層、漿膜下層、漿膜……と、順に外側へひろがっていきます。
胃の外へ出ると、腹腔内へちらばり、肝臓や膵臓、十二指腸、胆嚢などへも障害が及んで、病状を悪化させます。また、リンパ液に乗ってリンパ節へ、血液に乗ってほかの臓器や肺、脳、骨髄などへも転移します。
初期の胃がんは無症状なのがふつうで、症状によって発見された場合はかなり進行していることが多いのです。
比較的早くにみられる自覚症状として多いのは胃の痛みで、食前や食後に痛むこともあり、食事に関係なく痛むこともあります。
次に多いのは胃の膨満感で、食べないときでも胃が張る感じを覚え、食事のあとにはもたれを感じます。そのほか、なんとなく胃が重い、食欲がない、食べものの好みが変わる、胸やけ、げっぷ、吐きけなどもみられます。さらにがんが進行すると、腹部に硬いしこりができているのがわかるようになります。
その頃には食欲はすっかり減退し、全身の栄養状態が低下して、体重の減少も目立ってきます。からだがだるく、痛みも増し、腹水や貧血などの症状もあらわれてきます。嘔吐もみられ、黒っぽい血を吐いたり、血液の混じった黒褐色の便が出ることもあります。
年齢的には50?60代に多く、男性の発病率は女性のおよそ2倍。30歳未満の人に発生することもあるので、若いからといって油断するわけにはいきません。
原因
原因を完全に解明する段階まではまだ至っていません。
食品添加物、防腐剤、塩干しの魚、焼き魚のこげ、発酵食品などにできるカビ、たばこ、塩分の高い食べものなどが危険因子といわれています。
公害により汚染された空気、不規則な生活、精神的ストレスなども関わりがありそうです。また、抑制因
子として牛乳や乳製品、生野菜、果物などが挙げられていますが、その有効性が完全に確認されたわけではありません。
診断・治療
胃がんの発見と診断には、X線撮影と内視鏡検査が有効です。X線撮影にはバリウムに加えて空気を入れ(発泡剤を使ったり、ゴム管で送り込んだりする)影のコントラストを強める、ニ重造影法を用いて微細ながんの発見に尽くします。
ファイバースコープを通して鉗子を挿入、組織を採取して顕微鏡で調べる生検もよく行われています。
最近は、萎縮性胃炎からがんが発生しやすいので、ペプシノゲンという特有の物質を測定するために、血液検査も行われます。
治療は手術が基本です。がんの浸澗が粘膜下層までにとどまっている(早期がん)なら、99%は根治を期待できます。
手術療法…初期のがんにはファイバースコープを応用した手術をほどこすだけで、開腹せずにすむこともあります。一般的には開腹して胃の4分の3?3分の2ほどを切除し、残った胃と十二指腸などをつなぐと同時に、がんが転移しているリンパ節も(転移が予想されるものも含めて)切除します。
進行の度合いによっては、胃の全部や、周囲の臓器の一部まで切除する必要があります。
化学療法…再発や転移を防ぐため、また手術で取りきれないような進行がんに対して、制がん剤を用いることがあります。
免疫療法…ヒトのからだがもともともっている免疫の力を高めて、がんの進行に対抗しようとするもので、ほかの療法と、平行して行い、補助的な治療効果をねらいます。
●予後・経過
治療成績は年々向上していますが、広い範囲に転移を起こしているような場合は手術も不可能で、生存率はかなり低いものになってしまいます。
胃を切除すると、1回にとれる食物の量が減り、食事の回数を増やして対応することになりますが、しだいに健康なときと同様の量を食べられるようになります。
切除によって消化吸収障害、下痢、逆流性食道炎、ダンピング症候群などの後遺症があらわれることがあり、術後かなりの期間を経たあとで、貧血などを起こすこともあります。
自分の体のことは、自分でしかわかりませんよね。
病院で診察を受けるときも、今の自分の症状を判断して情報を伝えるのは自分です。
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自分の体をしっかりと管理しましょう。
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たとえ病気ではなかったとしても、自分が病気でなかったことを知ることで心身の負担が軽くなると思いますよ!
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「健康」であるというのは幸せなことです!
健康な体で、充実した毎日を送りましょう。