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子宮筋腫(しきゅうきんしゅ)
症状
30?40代に多い、子宮の壁にできる良性腫瘍。30歳以上の女性の10人にひとりはもっているといわれていますが、手術が必要になるのはごく一部です。
症状は、筋腫のタイプによって違いますし、自覚症状も人によってさまざまです。
子宮筋腫の自覚症状で一番多いものが、月経血の量が異常に増え、人きな血のかたまりが出る過多月経です。これは、子宮筋腫が人きくなることによって子宮内膜面が広くなったり、うっ血したりすることで起こります。
粘膜下筋腫は多くの場合、あまり大きくなくても(2?3?程度)過多月経が起こります。加えて月経痛。
筋腫が大きくなることで骨盤内の腸や膀胱が押されるため、おなかに圧迫を感じます。圧迫のため頻尿や便秘が起きることもあります。
また、月経日数が長くなることもあります。1ヵ月のうち10日も経血量の多い月経が続いたり、ときには、流れるような勢いの大出血を伴うこともあります。
そのほか月経以外に不正出血が起きることがあります。過多月経や、不正出血があって、そのままにしておくと当然のことながら慢性の鉄欠乏性貧血を招き、動悸や息切れなどの自覚症状が出ます。
子宮筋腫が不妊症や早産、流産、難産の原因になることもあります。
原因
筋腫とは、おもに内臓を構成している筋肉、、平滑筋にできる良性腫瘍のことです。ですから筋腫はどの臓器に起きてもおかしくはないのですが、子宮にできることがとても多いのです。
なぜ筋腫ができるのかはわかってはいません。でも、筋腫が大きくなるのが、20?50歳ぐらいで、これが卵巣ホルモンの一つである卵胞ホルモン(エストロゲン)の働きが活発になる時期であること、そしてこの働きが低下する閉経期には筋腫が小さくなることから、このエストロゲンが大きく関係していると考えられています。
子宮の筋層内にできる子宮壁内筋腫、子宮の外側に脹り出す子宮漿膜下筋腫、子宮の内側に張り出す子官粘膜下筋腫の、3つがおもなものです。
数個の筋腫が同時に発生するもの、粘膜下筋腫が子官口や膣から出てくるもの(筋腫分娩という)があります。また、漿膜下筋腫のなかに、細い茎で子宮表面と筋腫がつながっているものがあり、これをとくに有茎性漿膜下筋腫と呼んでいます。また、子官筋腫はふつうひとつではなく、たくさんできます。
診断・治療
自覚症状と内診、超音波断層法で診断します。
悪性の腫瘍や子宮内膜症などと鑑別するため、また粘膜下筋腫の有無をみるためにCT、MRl、子宮鏡検脊(ヒステロスコピ?)が行われることもあります。
子宮筋腫は良性の腫瘍で、閉経後は年齢とともに小さくなって消失する場合も多いので、過多月経、月経痛、筋腫の大きさが限度を越えて大きいなどの、困った症状がなければ定期的な検診で経過をみることになります。そのうえで、苦痛を感じる症状が出たとき、筋腫が増大したとき、筋腫とは違った所見が出てきたときは手術をします。
将来妊娠を希望している場合は、どんなに飾腫が大きくても筋腫だけ取って子宮を残します。
妊娠、分娩を希望しない場合は、筋腫の大きさや場所、自覚症状で判断をしますが、小さな筋腫まで全部切除するのは難しく、再発や、再手術が必要になることも考えられるため、子宮全摘出をするのが適切といえます。
スプレキュアなどで、筋腫を、一時的に小さくする方法もありますが、根本的な治療ではありません。
経過・予後
子官全摘出手術、筋腫のみの摘出手術のどちらでも、約2週間の入院が必要です。
手術後4週間で、家事や仕事がふつうにできるようになります。
子宮全摘出は女性にとって不安を伴いますが、卯巣が残っている限りは、ホルモンの分泌に変化は起こりません。また、膣の奥に子官が残っていないだけで、腔は残っているのですからセックスにも支障はありません。
筋腫が卵巣と癒着していたり、卵巣の病気を合併しているときは、卵巣をいっしょに摘出することもありますが、卵巣は、片方取ってもホルモンの分泌に支障はありません。
自分の体のことは、自分でしかわかりませんよね。
病院で診察を受けるときも、今の自分の症状を判断して情報を伝えるのは自分です。
正しい病気の知識(病気の症状、病気の原因、病気の対処法、病気の予防法など)を持って、
自分の体をしっかりと管理しましょう。
もしも当サイトに掲載している病気の症状や病気の原因を読んで、「もしかしたら自分はこの病気かもしれないな・・・」と思ったら、なるべく早めに病院に赴いて診察を受けるようにしましょう。
たとえ病気ではなかったとしても、自分が病気でなかったことを知ることで心身の負担が軽くなると思いますよ!
普段から自分の体と心に気を配ることが大切です。
「健康」であるというのは幸せなことです!
健康な体で、充実した毎日を送りましょう。